開発者注目の最新デバッグツールとは?選ばれる理由と機能の違いを徹底解説

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最近、なんていうか…デバッグについて、よく考えるんだよね。うん。プログラムを書く以上、バグって、まあ、絶対に出てくるじゃない?どんなに気をつけてても、なんかこう、ひょっこり顔を出す。で、そのバグを探す作業、デバッグが、正直、開発時間のかなりの部分を占めてるなあって。

昔はさ、ひたすら `console.log` とか `print` を仕込んで、変数の値を一つ一つ確認して…みたいな、泥臭いやり方が主流だった。いや、今でもやるけどね。でも、それだけだと、もう追いつかない。特に今のアプリケーションって、フロントエンドもバックエンドも、どんどん複雑になってるから。

それで、大事になってくるのが「ツール」の存在。うん。いいツールを知ってるかどうか、使いこなせるかどうかで、デバッグの速度も、精神的な負担も、全然違ってくる。マジで。今日は、僕が今まで使ってきて、「あ、これがあって助かったな」って思うデバッグツールについて、ちょっと整理してみようかなって。メモみたいな感じだけど。

まずはこれがないと始まらない、基本の「き」

もう、これは基本中の基本。正直、これらなしで今のWeb開発は考えられないかな。特にフロントエンド。

最初に挙げるのは、やっぱり Chrome DevTools。Google Chromeに標準で入ってるやつね。知ってる? F12キーとかで開く、あの画面。あれ、ただのオマケ機能じゃないんだよね。

HTMLの構造がどうなってるか、CSSがどの順番で当たってるか、JavaScriptがどこでエラー吐いてるか…。それから、ネットワークタブを見れば、どのAPIを叩いて、どんなデータが返ってきてるかも全部見える。パフォーマンスの計測もできるし。…うん、まあ、これだけで一日語れるくらい機能がある。フロントエンド開発をやるなら、まずこれを使い倒すのが一番の近道だと思う。

それから、エディタに統合されてるデバッガ。僕の場合は Visual Studio Code のデバッガ をよく使う。エディタから離れずに、コードの好きな場所に「ブレークポイント」っていう印を付けて、プログラムをそこで一時停止させられる。で、その時点での変数の値とか、関数の呼び出し履歴(コールスタックって言うんだけど)をじっくり見れる。`console.log` を書いたり消したりする手間が省けるだけでも、かなり楽になるよ。地味だけど、すごく大事な機能。

デバッグ中の開発環境って、複数の情報が飛び交う戦場みたいになるよね。
デバッグ中の開発環境って、複数の情報が飛び交う戦場みたいになるよね。

APIがおかしい?ってなったら、まずこれ

バックエンドとの連携で問題が起きること、すごく多いじゃない?「フロント側で送ったデータが悪いのか、それともバックエンドの処理がおかしいのか…」みたいな。そういう切り分けの時に役立つのが Postman

これはAPIをテストするためのツールで、まあ、すごく有名だから知ってる人も多いと思うけど。ブラウザを通さずに、直接APIに対してリクエストを送信できる。だから、問題がフロントエンドのコードにあるのか、APIそのものにあるのかをはっきりさせることができるんだよね。日本の現場でも、もう標準ツールって感じだよね。ドキュメント代わりにPostmanのCollectionを共有すること、すごく多いし。アメリカのツールだけど、日本での浸透率はかなり高いんじゃないかな。

逆に、Pythonでバックエンドを書いてるなら、PyCharm のデバッガが強力。さっきのVS Codeのデバッガと同じように、IDEの中でステップ実行とか変数の確認ができる。PyCharm自体が有料だったりするけど、Pythonをがっつり書くなら、それだけの価値はあるかなって、個人的には思う。

本番環境でバグが出た!そんな時の命綱

開発中は見つからなかったのに、リリースした途端にエラーが起きる…。これ、開発者なら誰でも経験あると思うけど、心臓に悪いよね。ユーザーの環境でしか再現しないバグとか、本当に厄介。

そういう時に助けてくれるのが、Sentry みたいなエラー監視ツール。これは、本番環境で発生したエラーを自動で収集して、開発者に通知してくれるサービス。いつ、どのユーザーが、どんな操作をした時に、どのコードの何行目でエラーが起きたか、みたいな情報が全部記録される。スタックトレースももちろん。これがあるとないとでは、本番エラーへの対応速度が天と地ほど違う。まさにリアルタイムでのエラー追跡が可能になる。

似たような文脈で、LogRocket も面白い。これは、エラーが起きた時のユーザーの操作を「動画」みたいに記録してくれる。クリックした場所とか、入力した文字とかが全部わかるから、「どういう手順で操作したら、そのバグが起きるんですか?」ってユーザーに聞かなくても、自分で再現できちゃう。UIのバグとか、再現手順が複雑な問題の解決には、めっちゃ便利。

あと、ちょっと上級者向けかもしれないけど、Lightrun っていうツールもある。これは、動いているアプリケーションのコードを止めずに、新しいログを追加したりできる。普通、ログを追加したかったらコードを修正して、ビルドして、デプロイし直して…って手間がかかるじゃない? それが必要ない。本番環境のデバッグを、もっと柔軟にしてくれる感じかな。

エラーがリアルタイムで可視化されて、問題の箇所が特定されていくイメージ。
エラーがリアルタイムで可視化されて、問題の箇所が特定されていくイメージ。

特定の領域に特化した専門家たち

今までは比較的汎用的なツールだったけど、特定のフレームワークとかプラットフォームに特化したものもある。

例えば、ReactでReduxを使っているなら、Redux DevTools は必須。これがないと、Reduxの複雑な状態(State)の流れを追うのは、正直、かなりしんどい。「タイムトラベルデバッグ」っていう機能が有名で、アプリケーションの状態を過去に遡って確認できる。あのアクションが発行された時、Stateはどう変わったのか…っていうのが一目瞭然になる。複雑なアプリケーションの状態管理には欠かせないね。

あと、iOSとかmacOSのアプリを作るなら、当然だけど Xcode のデバッガ。Appleの公式開発環境に組み込まれてるやつ。まあ、これを使わないという選択肢は、ほぼないかな。パフォーマンス分析ツールも統合されてて、アプリのボトルネックを探すのにも役立つ。

ツール比較、僕なりの使い分け

ここまで色々と挙げてきたけど、結局どれを使えばいいの?ってなると思うから、ちょっと表にまとめてみた。あくまで僕の主観だけど。

ツール名 主な役割(一言で言うと) 僕が使うタイミングとか感想
Chrome DevTools フロントエンドの神様 ブラウザで動くものなら、まずこれを開く。レイアウト崩れから通信の中身まで全部見れる。これが無料ってすごい。
VS Code Debugger 身近な相棒 `console.log`を連発し始めたら「あ、デバッガ使おう」ってなる。コードから離れなくていいのが楽。
Postman APIの交通整理員 「これ、フロントの問題?バックエンドの問題?」の切り分け役。APIの仕様書代わりにもなる。便利。
Sentry 本番環境の監視員 リリース後に「なんか動かない!」って言われた時の命綱。マジで。入れてないと夜も眠れない。…は言い過ぎか。
Redux DevTools 状態管理のタイムマシーン React+Reduxのプロジェクトなら必須。これがなかったらStateの変更を追うのは諦めてるかも。
LogRocket 再現VTRの作成者 「ユーザーの環境でしか起きないんです…」系のバグで活躍。ユーザーの操作を動画で見るのはちょっと未来感ある。
GitHub Copilot (AI) 賢いペアプロ相手 最近はこれもデバッグに使う。エラーメッセージを食わせて「これ、何が原因?」って聞くと、結構いいヒントをくれる。

【重点一句話】これからのデバッグとAI

最後に、AIの話。GitHub Copilot のようなAIツール が出てきて、デバッグのやり方も少しずつ変わってきたなと感じる。エラーコードをコピペしてAIに「これ直して」ってお願いすると、修正案を提案してくれたり、あるいはバグりそうなコードを書いてると「ここ、危ないよ」って教えてくれたり。

まだ完璧じゃないし、たまに変なことも言うけどね。でも、自分では気づかなかった視点を与えてくれることがある。特に、あまり詳しくない言語やライブラリを触ってる時には、すごく助かる。エラーメッセージを読んでもピンとこない時とかね。これはもう、特定のツールっていうより、新しい「デバッグのやり方」の一つになっていくんだろうな。

AIとペアプログラミングしてるような感覚。最近はデバッグでも当たり前になってきた。
AIとペアプログラミングしてるような感覚。最近はデバッグでも当たり前になってきた。

ありがちな失敗と、僕なりの考え

ツールを色々知ってても、使い方を間違えるとうまくいかない。よくある失敗は、やっぱり「`console.log` だけで何とかしようとすること」かな。手軽なんだけど、複雑な問題には向いてない。プログラムを止めて、じっくり中を覗けるブレークポイントの使い方を覚えるだけで、世界が変わると思う。

もう一つは、「一つのツールに固執しすぎること」。フロントエンドの問題なのに、ずっとサーバーのログを眺めてたり、その逆だったり。問題の切り分けが大事で、そのためには、それぞれのツールが何を得意としているのかを知っておく必要がある。うん。だから、今日挙げたみたいなツールを、一通り「こういう時に使えるんだな」って頭に入れておくだけでも、いざという時に役立つはず。

結局、ツールはただの道具でしかないんだけどね。でも、いい大工さんがいい道具を選ぶように、僕ら開発者も、自分に合った、そして問題に合ったツールを選ぶ目が大事なんだと思う。それが、質の高いコードを、早く、そして何より…楽しく書くための秘訣なんじゃないかな。

みんなが一番「これは手放せない!」って思ってるデバッグツールって何だろう。もしよかったら、コメントで教えてもらえると嬉しいな。

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