IDEのテーマカラーが示すプログラマーの心理状態:ダーク vs ライトモードの選択理由と作業効率への影響

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いやー、最近また考えてたんだけどさ。プログラマーのIDEのテーマ。あれ、なんであんなにこだわるんだろうね。正直、僕も昨日またVS Codeの設定いじっちゃって、気づいたら1時間とか経ってて。で、ふと思ったんだよね。

これって、ただの「見た目」の問題じゃないんじゃないかって。もっと深い、なんていうか…その人の心理状態みたいなものが、無意識に反映されてるんじゃないかって。あ、断っておくけど、僕は心理学者でもなんでもないからね。これから話すことは、僕が10年以上この業界でいろんな開発者を見てきて、まあ、大量のコーヒーを飲みながら勝手に妄想した、完全に非科学的な分析だから。話半分で聞いてほしい。

でもね、結構当たると思うんだよ。だって、1日に8時間以上も、下手したらそれ以上も見つめる画面の色だよ?適当に選ぶわけないじゃん。それはもう、誰にも見られない時に着る部屋着みたいなもんで、その人の一番素に近い部分、プログラミングに対する魂のカタチみたいなものが、ダダ漏れになってる気がするんだ。

というわけで、今日は君のIDEテーマが、君のメンタルについて何を「本当は」語っているのか、勝手に分析してみようと思う。もし「うわ、俺のことじゃん…」ってなっても、まあ、笑い話として受け取って。もしかしたら、新しいテーマを試すいいきっかけになるかもしれないしね。

TL;DR

一言で言うと、IDEのテーマは、君が思ってる以上に君のメンタルを映す鏡かもしれないってこと。ただの色の好みじゃなくて、今の君が何を求めてるか、何から逃げたいかが、そこに現れてるんだよ、たぶん。

テーマ別に見る、あなたの深層心理(という名の勝手な決めつけ)

じゃあ早速、具体的なテーマのタイプ別に見ていこうか。君はどれに当てはまる?

デフォルトテーマのままの人:機能的うつ状態

Visual Studioのあの青、Eclipseの白、まあ、インストールした時にもとから入ってたやつをそのまま使ってる人。君のことだよ。

これ、どういうことかって言うと:たぶん、軽い「機能的うつ状態」にあるんじゃないかな。コードを書くエネルギーはギリギリ残ってるんだけど、自分の環境をカスタマイズするっていう、もう一段階上の認知負荷をかけるほどの余力がない状態。「まあ、動くし…別にいいか」って。テーマを選ぶっていう行為自体が、もう面倒くさい。圧倒的に感じちゃってる。

心の声:「別にいいじゃん、これで。なんで変える必要が?どっちみち大して変わらないでしょ。」

危険信号:もし半年以上デフォルトテーマで、一回も「変えてみようかな」って考えたことすらないなら、君が思ってるより深い生産性の沼にハマってる可能性がある。環境を自分から変えようとしないのは、状況に対して積極的に働きかけるんじゃなくて、ただただ受け身になってる、一種の降伏状態を示してるのかも。

おせっかいな処方箋:全部じゃなくていい。ほんの些細なこと、例えばフォントだけとか、カーソルの色だけとか、何か一つだけ変えてみて。小さな変化でも、「自分で環境をコントロールした」っていう感覚が、その心の霧を少し晴らす手助けになるかもしれないよ。

例外:プログラミングを教える立場の人とか、チュートリアル動画を作ってる人。この場合は、聴衆のためにデフォルトテーマを使うっていうのは、すごく思いやりのある選択。だから、この診断からは除外ね。

IDEテーマは、開発者の内面を映し出す鏡のようなもの
IDEテーマは、開発者の内面を映し出す鏡のようなもの

ダークテーマ原理主義者:高機能な不安症

Draculaとか、One Darkとか、Solarized Darkとか。とにかく黒い。周りから見たら「え、そのモニター電源入ってる?」って思われるくらい、光を拒絶するようなテーマを使ってる人。

これ、どういうことかって言うと:君はたぶん「高機能な不安症」だね。暗闇が、外部からの刺激を遮断して集中力を高めるための「繭」みたいになってる。本人は「目の疲れを軽減するため」っていう実用的な理由を信じてるかもしれないけど、実際には心理的な防空壕を築いてるんだよ。

心の声:「集中しなきゃ。世界がうるさすぎる、明るすぎる、情報が多すぎる。この暗闇の中だけが、俺が考えられる場所なんだ。」

危険信号:うっかりライトテーマのアプリとかWebページを開いた時に、物理的に「うっ…!」って不快感を覚えるようになったら、それはもう好みの領域を超えて、感情的なテリトリーに入ってる。白い画面を見てパニックで瞳孔が開くようになったら、それはもう、対人恐怖症ならぬ「光恐怖症」だよ。

おせっかいな処方箋:意図的に「光暴露療法」をスケジュールに入れてみよう。週に一回、外とか、やたら明るい部屋で、ちょっとだけ明るめのテーマを使ってコーディングしてみる。視覚的な刺激に対する耐性を、少しずつ上げていくんだ。

例外:本当に夜勤で働いてて、サーカディアンリズムを守る必要がある人。その場合のダークテーマは、心理的なものじゃなくて、もっと医療的な理由かもしれないね。

ライトテーマ愛好家:威圧的なまでの自己肯定感

Solarized Lightとか、GitHub Lightとか。とにかく白くて明るいテーマを使ってる人。

これ、どういうことかって言うと:君は、威圧的なほどの自己肯定感を持っているか、もしくは自分の網膜の健康を完全に無視しているかのどっちかだ。自分をさらけ出すこと、透明であることに何の抵抗もない。自分のコードも(そしてその欠陥も)、白日の下にすべてを晒してやる、という気概に満ちている。

心の声:「俺に隠すことなんて何もない。成功も、エラーも、すべて衆目に晒されるべきだ。ていうか、眼精疲労って何?美味しいの?」

危険信号:同僚が君のデスクに近づく時にサングラスを必要とするようになったら、その自信は傲慢の域に達しているかもしれない。自分のテーマが「見ろよ、俺はこれに耐えられるんだぜ!」っていうマウント合戦の道具になってる時、君はどこか別の場所での不安を埋め合わせようとしてるのかもね。

おせっかいな処方箋:たまには中間色のテーマを試してみなよ。「中庸」ってものがどんな感じか体験するために。目は感謝するだろうし、少し影があるからって君のコーディング能力が損なわれるわけじゃないって気づくはずだ。

例外:ものすごく明るい環境(例えば屋外とか)でしか作業しなくて、ダークテーマが物理的に使えない人。これは心理的な表明じゃなくて、実用的な適応だね。

サイバーパンク系テーマ:現実逃避のためのデジタル空間
サイバーパンク系テーマ:現実逃避のためのデジタル空間

テーマホッパー(ころころ変える人):終わらない不満

IDEのテーマを月に一回、ひどい時は週に一回変える人。ダーク、ライト、カラフル、モノクロ…もう全部試したよね?

これ、どういうことかって言うと:君は自分の開発体験、ひょっとしたら人生全般に対して、根深い不満を抱えている。新しいテーマをインストールするたびに、「これこそが、ついにコーディングを最高にしてくれる完璧な環境だ!」って期待するんだけど、そのハネムーン期間は決して長くは続かない。

心の声:「ダメだ、これじゃない…。じゃあ、こっちを試してみようか…。いや、これも違うな。このテーマたちの何が悪いんだ?いや、俺の何が悪いんだ?」

危険信号:テーマ選択画面にアクセスするための専用ショートカットキーとか作っちゃってたら、もうそれは衝動的な行動になってる。実際にコードを書いてる時間より、環境の見た目をいじってる時間の方が長くなったら、それはもう、仕事の根深い問題から目をそらすための気晴らしとしてテーマを使ってるだけだ。

おせっかいな処方箋:一つのテーマを、3ヶ月間使い続けるって決めてみて。カレンダーにリマインダーを設定して、それまで絶対に変えちゃダメ。そのカスタマイズしたい衝動的なエネルギーを、代わりにどこかクソコードのリファクタリングにでもぶつけてやれ。

例外:テーマ自体を開発してる人。その場合は、頻繁な変更は研究であって、落ち着きのなさではないからセーフ。

タイプ別比較表(僕の独断と偏見による)

まあ、いろいろ言ったけど、一度ここでまとめてみようか。完全に僕の偏見だけどね。

テーマの種類 心理状態(と僕が勝手に思ってること) 言ってそうなこと おせっかいな一言
ダークテーマ原理主義者 「集中したい」という名の不安。世の中が眩しすぎて、自分の周りに壁を作りたいのかも。 「いや、目が疲れるからさ(本当は心を閉ざしたいだけ、とは言えない…)」 わかるよ。でもたまには光合成も必要だぜ?週末は外出てみ。
ライトテーマ愛好家 怖いもの知らずの自信家。自分のコードも心も、全部オープン。潔いね。 「え、見づらい?心が曇ってるんじゃないの?(笑)」 その自信、少し分けてほしい。でも同僚の目の健康も考えてあげて!
テーマホッパー 終わらない不満。理想の環境を探し続ける旅人。「形から入る」タイプでもあるかも。 「なんか違うんだよな…」が口癖。たぶん問題はテーマじゃない。うん、絶対違う。 いい加減、腹をくくれ!一つのテーマと3ヶ月付き合ってみなよ。
自作テーマ職人 完璧主義でコントロールフリーク。他人の作ったものじゃ満足できない。「自分だけの最強環境」を求める。 「この#A7C7E7の色合い、あと2%だけ青みを…」とか言ってる。 その情熱はすごい。でも、たまには他人のテーマで妥協することも覚えよう。人生、楽になるぜ。

じゃあ、結局どうすればいいの?

ここまで読んで、自分のテーマ選択についていろいろ考えちゃった人。そう、君も僕も、結局はユーモアをソフトウェア開発っていう精神的にキツい仕事の対処メカニズムとして使ってるんだよ。

このふざけた分析の下にある真実は、僕らのデジタル環境は、本当に重要だということ。僕らは何千時間もこの空間で過ごす。それをどう構成するかは、僕らの性格や好み、そして、そう、時には心理的なニーズを反映してるんだ。

一番健康的なアプローチは、自己認識と柔軟性を組み合わせることだと思う。

なんで自分が特定のテーマを好むのかを知る。でも、それに凝り固まらない。あ、そういえば、海外の著名なテーマ、例えばSolarizedの作者(Ethan Schoonoverだっけ?)とかは、色彩理論に基づいて科学的に目の負担が少ないように設計した、みたいな長文ブログを書いてたりするよね。日本でもQiitaとかで「俺の最強環境」みたいな記事で熱く語ってる人いるし。そういう理屈を信じる完璧主義も一つのスタイルだけど、それに固執しすぎるのもちょっと危ない。

光か闇か:開発者の極端な選択
光か闇か:開発者の極端な選択

大事なのは、自分のニーズが変わった時に、実験する意欲を持つこと。そして最も重要なのは、自分のテーマ選びが、何か注意を向けるべきもっと深い何かを知らせるサインかもしれない、ってことに気づくことだ。

冗談はさておき、一つだけ本当に真実なことがある。それは、自分の仕事環境について意識的な選択をすること自体が、セルフケアの一環だということ。ダークだろうがライトだろうが、カラフルだろうがモノクロだろうが、最高のテーマっていうのは、君が幸せに、そして持続可能にコーディングするのを助けてくれるテーマなんだよ。

…さて、と。僕もちょっと、テーマ変えようかな。今のテーマじゃ、僕のこの「カフェイン過剰摂取による実存的楽観主義と、ほんの少しのインポスター症候群が混ざった今の気分」を完璧には表現できてないからね。


で、あなたの現在のIDEテーマは何ですか?この超非科学的な分析、当たってました?それとも、「俺のキャリアのフェーズごとにテーマはこう変わってきたぜ」みたいな話を、勇気を出して下でコメントしてくれますか?ぜひ聞かせてください!

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