欧米ポップのカラーパレットが日本でウケないワケ
popthemesというggplot2用パレットセット、どうも十二種類くらいしか入っていない。Metallicaやロックものよりだいぶ絞ったような気がするが、色の派手さ優先で選ばれているっぽい。AquaとかB*Witchedとか、正直自分には馴染み薄い名前もちらほら。The Banglesに関しては「In Your Room」っていうジャケット画像から取ったみたいだが、その曲自体はよく知らないという話もあったかもしれない。ベティ・ブーやDeee-Liteなんて九十年代のイギリスを思わせる感じ?No DoubtのTragic KingdomやHoleのCelebrity Skinも混じってる。一部既存テーマと被りそうだけど微調整したらしい。Rick AstleyやS Club 7まで入っていたかな…。Spice Girls、Stepsなど典型的なポップアイコンたちも顔を出す。不確かだがPowerBIにも移植された例があるとか。CRAN登録予定は今のところなくて、github公開のみだった気がする。他にもpaleteerパッケージに一部取り込まれてたりしたという噂を聞いたことあるけど実際どうだったか…。
本段の参照元: https://www.johnmackintosh.net/blog/2021-03-26-popthemes/
ggplot2とJ-POPの微妙な関係
popthemesパッケージを日本で広めようとすると、いくつかの興味深い障壁に直面するかもしれません。まず、音楽の文化的文脈が異なるため、欧米のポップカルチャーに基づいたカラーパレットが日本のデザイナーや研究者にとってピンと来ない可能性があります。また、データ可視化における色の選択は非常に慎重に行われるため、このようなテーマ性の強いパレットは学術的な場面では受け入れられにくいでしょう。さらに、日本のデータサイエンスコミュニティでは、より機能的で汎用性の高いカラーパレットが好まれる傾向があり、このパッケージの独自性が逆に普及の妨げになる可能性があります。
