最近、ふと思ったんだけど。新しいGoogleドキュメントを開くときって、あるじゃない?ブラウザのアドレスバーに `docs.new` って打ち込んで、真っ白なページが表示される、あの瞬間。
で、なんとなく気になって、PCのタスクマネージャーとかアクティビティモニタを覗いてみたら…。え、ってなるよね。まだ一文字も書いてない、ただの白いページが、メモリを200MB以上、時にはもっと食ってる。正直、なんで?って。
すごく変な感じがする。でも、これって自分だけじゃないみたいで、結構多くの人が「空っぽのタブがなんでこんなに重いの?」って首を傾げてる。だから、ちょっと腰を据えて、この裏で何が起きてるのか、なんでそんなにメモリが必要なのか、その仕組みを自分なりに整理してみようかなって。
先說結論
えーと、一言で言うと… Googleドキュメントは「ただの文書」じゃなくて、「ブラウザの中で動くソフトウェア」だから。うん、そういうこと。まるでMicrosoft Wordみたいなアプリを、無理やりブラウザの一つのタブに詰め込んでいる、みたいなイメージが一番近いかもしれない。
じゃあ、何が起きてるの?
まず、あの真っ白なページは、氷山の一角なんだよね。うん、見えてるのはそれだけだけど、水面下ではとんでもない量の機械が動いてる感じ。
僕らが「Googleドキュメントってサクサク動いて便利だな」って感じる、あの体験を実現するために、たくさんのものが「前もって」準備されてる。その準備にメモリが必要ってわけ。
具体的には、いくつか理由があって…。
1. 大量のJavaScriptコード
まず、GoogleドキュメントはJavaScriptっていう言語で、その大部分が作られてる。すごくたくさん。ブラウザがその大量のコードを読み込んで、解釈して、いつでも実行できるように準備する…。もう、それだけでかなりのメモリを使う。しかも、それは一つのファイルじゃなくて、いろんな機能のコード片とか、それを助けるための別のコード(ライブラリってやつ)が複雑に絡み合ってる。正直、よく動くなぁって感心するレベル。
2. 「すぐ使える」ように機能を先読みしてる
真っ白なページが表示された瞬間、実はもういろんな機能がスタンバイしてる。僕らが何か操作をしようとした時に「待たされない」ようにするため。例えば…。
- 共同編集の機能: 他の誰かがこのドキュメントに入ってきていないか、カーソルはどこにあるか、みたいなのを監視する仕組みはもう動いてる。
- 書式設定エンジン: フォントの種類とか、文字の大きさ、太字、箇条書き、表の挿入…。そういう複雑な見た目を処理するためのエンジンも、もちろん起動済み。
- 辞書とスペルチェック: 入力ミスを直してくれたり、文法がおかしくないかチェックしたりする機能。そのための辞書データって、結構大きいんだけど、それもメモリに読み込まれてたりする。
- 変更履歴のシステム: 僕らがやった操作を一つ一つ記録して、「元に戻す」ができるようにするシステムも、もう準備万端。
- 裏での通信とか同期: 書いた内容を自動でGoogleドライブに保存したり、ネット接続が切れてないか確認したり。そういうバックグラウンド処理も常に待機してる。
これを全部、ページを開いた瞬間に読み込むから、メモリ使用量が一気に跳ね上がる。逆に言えば、これをやらなかったら、フォントメニューをクリックしてから一覧が表示されるまで、数秒待たされる…みたいな、ちょっとイラっとする体験になっちゃうかもしれない。まあ、トレードオフだよね。
3. ブラウザ自体の仕事
忘ちゃいけないのが、ブラウザ自体もメモリを使うってこと。Googleドキュメントみたいに複雑なレイアウトのページを正しく表示して、文字や画像を描画して、僕らのクリックとかキーボード入力を受け付ける…。ChromeとかSafariとか、そういうブラウザ自身も、この仕事のためにメモリを確保する必要があるんだよね。
「ただのテキスト」と何が違うの?
ここで、よくあるテキストファイル(.txt)との違いを考えると、すごく分かりやすい。なんでテキストファイルは数キロバイトで済むのに、Googleドキュメントは何百メガバイトも必要なのか。その違いを表にしてみると、こんな感じかな。
| 種類 | これは何? | メモリ使用量の感覚 |
|---|---|---|
| プレーンテキスト (.txt) | うん、ただの文字情報。メモ帳とかで開くやつ。純粋なデータ。 | ほぼゼロ。キロバイト単位だから、無いようなもの。 |
| ネイティブアプリ (Word/Pages) | PCにインストールするちゃんとしたソフト。機能は多いけど、ネット接続は基本いらない。 | まあまあ使う。でも、PC専用に作られてるから最適化されてる…はず。数十〜数百MBくらいかな。 |
| Googleドキュメント (ウェブアプリ) | ブラウザの一部として動くソフト。ネット接続が前提。見た目はシンプルだけど、中身はてんこ盛り。 | うん、今回話してるやつ。かなり使う。いろんなものを「念のため」に先読みするから、初期起動で数百MBは普通。 |
こうやって見ると、もう全くの別物だってことがわかる。Googleドキュメントは「文書ファイル」っていうよりは、「文書作成機能付きの、ブラウザ上で動くOS」みたいなものかもしれない。ちょっと大げさだけど。
で、これって「悪いこと」なの?
正直、このメモリをたくさん使うっていうこと自体が、一概に「悪い」とは言えない気がする。これは「悪い」んじゃなくて、「トレードオフ」なんだと思う。
インストール不要で、どこからでもアクセスできて、リアルタイムで他人と共同編集できる高機能なワープロソフト。この便利さを手に入れるための「コスト」が、このメモリ使用量、ということなんだよね。
あとね、もう一つ、ソフトウェア開発の大きな流れみたいなものも関係してる気がする。いつからか、「メモリを極限まで節約すること」が、開発者の最優先事項じゃなくなった。
なんでかって言うと、開発者の時間って有限だからね。メモリを数MB削るためにエンジニアが何週間もコードを調整するより、その時間でユーザーが喜ぶ新しい機能を追加する方が、ビジネス的には評価されることが多い。まあ、そういう風潮はあるよね。アメリカのテック企業、特にGoogleみたいなところは、とにかくスピード重視な印象があるし。
一方で、例えば日本の昔ながらのソフトウェア開発だと、もっとリソースを切り詰める「ものづくり」的な美学みたいなのがあったりもした。…まあ、最近はどこも似てきてるけど。この辺は、Googleの公式見解というよりは、業界を見てての個人的な感想に近いかな。でも、この考え方は、なんで最近のスマホやPCが、新しいモデルが出るたびに倍のメモリが必要になるのか、っていう疑問にも繋がってくると思う。
ハードウェアはどんどん安く、高性能になる。だからソフトウェアは、その潤沢なリソースを前提に、効率よりも機能追加の速さを優先する。そういう大きな流れの中に、Googleドキュメントもいるってことなんだろうな。
よくある誤解、みたいなもの
この件に関して、勘違いされがちなことをいくつか整理しておこうかな。
- 「これはバグだ!」
いや、たぶんバグじゃない。これは、レスポンスの速さとか、機能の豊富さを優先した「意図的な設計」の結果だと思う。バグなら、とっくに修正されてるはず…だし。 - 「自分のPCが遅いからだ」
まあ、それも一因かもしれないけど…笑。でも、この現象は最新の高性能なPCでも普通に起きる。PCのスペックというよりは、Googleドキュメント自体の仕様の問題。 - 「タブを閉じれば解決する」
一時的にはね。メモリは解放される。でも、また開けば同じことの繰り返し。根本的な解決にはなってない。まあ、使わないタブは閉じた方がいいのは間違いないけど。
まとめ、というか感想
というわけで、空っぽのGoogleドキュメントが大量にメモリを使う理由を考えてみたけど…。
要するに、あの白いページは「空っぽ」なんかじゃなくて、むしろ「可能性でパンパンに詰まった状態」ってことなんだよね。大量のコードとデータが、僕らが何かを始めるのを、今か今かと待ち構えている。
そう考えると、現代のウェブアプリがいかに強力で、同時にお腹を空かせているかが分かって、なんだか面白い。あのシンプルな見た目の裏には、とんでもなく複雑な世界が広がってるんだな、と。
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ちなみに、あなたはどう思う? Googleドキュメントのこの仕様、便利さの対価として「アリ」だと思う?それとも「ナシ」? よかったら下で教えてください。
